もしあなたに出会えていなかったら

FlowBackのことが好きな人によるブログです。好きなことを好きなだけ書きます。

最年長で最高身長な彼の、少し丸まった背中

ステージ脇に置かれた電子ピアノ。

自分が弾くんだとふざけるREIJI(完全におふざけだとわかるあたりがあれ)。

誰がピアノを弾くか言わず、該当者はピアノに向かうように言う進行役。

 

 

緊張なのか、ふざけてなのか、それともどっちもなのだろうか、

背筋をピンと伸ばし規則正しいリズムでピアノへ向かうMASAHARU。

 

 

椅子に座る前に深くお辞儀をする。

徐に腰をかける。

 

他のメンバーに心境を聞かれ、緊張していることを伝える姿。

少し弱々しい、しおらしい。

 

鍵盤を慎重に叩く姿は背筋を曲げて、猫背で、

あまりにも弱々しくて。

お世辞にもとっても上手!とは言えないけれど、

一生懸命ピアノと、音と、向き合っていることはわかった。

頭が悪い私にもわかった。

 

歌い出し、いつも通りの透明感のある芯の通った歌声。

相変わらず猫背だし運指をめちゃくちゃ気にしてるけど、

会場の隅から隅まで光の如く突き抜けるような歌声。

これがギャップってやつか。

 

ピアノは1番で終わり。

何事もなかったかのように平然とした顔で位置に着く彼は、

何を思っていたのだろうか。

 

いつも何事にも他人事のように、関心がないかのように、感情がないかのように振る舞う最年長。

私はそんな姿ばかりを見てきたため、背中を丸めて懸命になる彼の姿を初めて見た。

 

 

少し話は変わるが

今日のSHAKE THE WORLDの彼のパートでは、感情を剥き出しにするように歌っていた。

正直これも初めて見た。聞いた。

 

 

ここ1年半くらい、割とLIVEに足を運んできた方だと思っていたが、今日ほど彼の本質的な部分を見ることができたことはなかっただろう。

 

もう少し、まだ見ぬ彼の素顔を見たいと思ってしまう。